バットマン、スパイダーマンが2025年アイズナー賞ノミネートをリード

著者 : Aria Sep 21,2025

DCコミックスが2025年アイズナー賞の主要候補に名を連ねる

「コミック界のアカデミー賞」と称される権威ある2025年ウィル・アイズナー・コミック産業賞の候補作が発表されました。過去1年間のコミック界で傑出した功績を称えるこの賞に、各出版社が名乗りを上げています。

出版社別候補数

ファンタグラフィックスが24作品(共同作品1作含む)で最多候補となり、DCコミックスが10作品(共同作品9作含む)で続きます。『ワンダーウーマン』の脚本家トム・キングが4部門でノミネートされるなど、複数のクリエイターが3部門ずつ候補入りを果たしました。

元IGNコミックス編集者ジョーイ・エスポジト氏は『The Pedestrian』で最優秀新シリーズ賞にノミネート。『Absolute Batman』や『The Power Fantasy』などの強力なライバル作品と競います。

授賞式の詳細

受賞作は7月25日にサンディエゴ・コミコンで開催されるヒルトン・ベイフロント・ホテルでの授賞式で発表されます。

主な候補作

最優秀短編

  • 「Anything Sinister」ロス・マーレー
  • 「Day 1703」クリス・ウェア
  • 「Pig」ステーシー・グゴーリス
  • DCプライド選集作品群

シリーズ部門

  • 継続シリーズ: 『デテクティブ・コミックス』『ファンタスティック・フォー』
  • 限定シリーズ: 『アラン・スコット: グリーンランタン』『The Deviant』
  • 新規シリーズ: 『Absolute Batman』『The Pedestrian』

特別部門

  • 映像化作品: 『ザ・ロード』『クマのプーさん』
  • 国際作品: 欧州・アジア作品群
  • 学術的研究: コミックとモダニズムに関する著作

クリエイターの栄誉

脚本、作画、カラーリング、レタリング部門で名を連ねた一流クリエイターたちは、業界を牽引する才能の豊かさを証明しています。

さらに評価の高いコミックに関する情報としては、IGN選定の「2024年ベストシリーズ」や、DCの画期的な「Absolute Universe」プロジェクトの分析記事もご覧ください。